
世の中が不安定なときこそロックの出番!今回はいよいよ菅波が編曲を担当させていただいた『LISTENERS リスナーズ』のOP主題歌「Into the blue’s」のアレンジについて語っていこうと思います。
オリジナルアニメ作品『LISTENERS リスナーズ』のあらすじやクリエイター陣については前記事をどうぞ!!
まだ「Into the blue’s」聴いたことないぞ!という方は早速こちらの動画で「Into the blue’s」と『LISTENERS リスナーズ』の世界を味わってみてください!
映像がつくと一段とテンション上がる~~!!それではひとまず謎多きボーカリストのことから話しましょう。
目次
ACCAMER(アッカメル)さんの歌がロックでクールでめちゃくちゃかっこいい!!
『LISTENERS リスナーズ』音楽プロデューサーであり「Into the blue’s」の作者でもあるじんくんは「ACCAMERさんの声には独特な個性がある」と評していました。
こちらじんくんとACCAMERさんの、プレスリリースのコメントです。
”じん コメント
「Into the blue’s」は、自分の弱さとか、世界の在り方に怒りながら、転がり落ちていくような曲です。
ACCAMERさんのヒリ付く様な力強い歌声はもちろん、最高のプレイヤーの方々が目の覚める様な音を出してくれました。
爆音で聴いていただきたいです。どうぞ、よろしくお願いします。
ACCAMER コメント
初めまして、この度LISTENERSのオープニング主題歌を担当する、ACCAMERです!
今回の楽曲「Into the blue's」は、いつも聴いていたじんさんらしいサウンドと、少し尖った歌詞がとてもかっこよくて、歌うことに興奮しました。
今回がデビュー曲になりますが、荒んだ世界に屈したくない、でも思い通りにいかない、そんな歯がゆさをを自分なりの「音」で歌い、自分の個性を最大限に発揮できた楽曲になりました。
この作品に関わっていく一員として、
皆さんにこの歌を聴いて、LISTENERSの世界観にもっと惹き込まれてください!”
ACCAMERの情報はロゴとTwitter公式アカウント以外は公表されておらず、アーティストの素性は謎となっている。”とのことなのでぜひツイッターをチェックしてみてください!!
新曲「stay night」が収録されてますので、まだ見ていない方はぜひ!
— ACCAMER (@ACCAMER_jp) June 14, 2020
沢山の方に聴いていただきたいです。 https://t.co/QUmY7bNibC
こちらの映像もおすすめです!
じん / ロスタイムメモリー Covered by ACCAMER
さて!それではアレンジのこだわりポイントの話に進みたいと思います!
こだわり1 「ロックなゴリゴリの音圧」
ロックバンド編成でレコーディングしたい!というのがサウンドプロデューサーであるじんくんの希望でした。バンド編成における音圧っていうのは演奏次第で変わるんです(それプラス、エンジニアさんと力を合わせることで倍増します)。もっと言えば各パートの「絶妙なタイミングの重なり具合」で音圧が決まるんです。ギターはちょっと突っ走り気味でドラムが真ん中にいてベースが僅かに後ろに引っ張って。。。みたいな「かっこいいズレ方」=ロックな音圧につながるので、それを説明せずとも表現できる手練れに頼もうと!
今回参加してくれたリズム隊はもう、手練れ中の手練れ。紹介させてください!
Bassはひなっち(日向 秀和)。控えめに言っても「生きる伝説のベーシスト」です。歌を支える時にはあったかい羽毛布団みたいな音を出し、テクニカルにいくときは尖るんです、音がハートにぶっ刺さってきます!!映画「ターミネーター2」のT-1000ばりの液体金属っぷりで完全にばけもんです。
”元ART-SCHOOL、ZAZEN BOYSのベーシストであり、現在はストレイテナー、Nothing's Carved In Stone、killing Boy、EOR(Entity Of Rude)、FULLARMORなどのメンバーとして活動している。”ウィキペディア(Wikipedia)より
そしてヒトリエのドラマー、ゆーまおくん。演奏のタイトさとアグレッシブさのグラデーションがほんと幅広くきめ細かい。往年のロックドラマーよろしく暴れられる。なおかつ精密なリズミックマシーンにもなれる。そのハイブリッドもできる。今のロックシーンでドラマーが求められる素質を完全にもっている、というかそういう方向性のはしりだと思います、このひとは。
ヒトリエの中心人物でもあったメンバーのwowaka(Vo・G)くんは2019年4月5日に急性心不全により天国にいってしまいました。
でも、ヒトリエは止まりません。ベストアルバムも出して、リリースツアーもやります。ヒトリエの音楽に触れたことのない方は是非聴いてみてください。格好良くて絶対にぶっ飛ぶと思います!
このリズム隊2人の共演を聴けるというのもバンド好きにしてみるとかなりヤバイ!うおー、ロックンロール!!
こだわり2「重層的なシンセによる音の広がり」
菅波が所属するバンド、THE BACK HORNでの打ち込みのビートやシンセサウンドを融合した楽曲は主に菅波が手がけており、シンセの壁を作るのは菅波の役割となりました。それはもう分厚く重ねましたね。。。なおかつじんくんから「シンセを全部激しく歪ませて欲しい」というアグレッシブなオーダーがあり、ぎゅんぎゅんにやらかした結果、ギターとシンセが融合し、攻撃的なサウンドが完成したというわけですっ!
こだわり3「90秒以降こそ楽しい展開が待っているべき」
『LISTENERS リスナーズ』のOPで流れるのはワンコーラスのみ。じんくんとおれは、むしろさらに2番以降こそが面白い楽曲にしようと意気込みました。2番のAメロのリズムチェンジはじんくんのアイデア。テンポやリズム、キメなどをしっかり作り込んだので短いながら印象的な場面になったのでは!
そして間奏以降もどんどん世界が展開していくのでぜひフルで聴いてみてください!!
こだわり4「最終的には頭の悪いギターを弾きまくってぶちこわす」
ここまでしっかり積み上げてきたからこそ、ギタリストはもう、アホになって演奏すべきなんですね。ギターレコーディングはおれとじんくんで弾いて弾いて弾きまくりました。。。もう汗だくでしたもん、二人とも!リズム隊のレコーディングにはじんくんが立ち会い、おれは立ち会えなかったのですが、ひなっちが「ライブ感でいこうぜ!」という最高な発言をしていたらしく、その熱はギターレコーディングまで伝わっていました。。。
そしてACCAMERさんが凜としつつ色気のあるロックボイスですべてを昇華してくれました!本当に素敵な歌声です。。。
結論『LISTENERS リスナーズ』のOP主題歌「Into the blue’s」は本気度200%のロック曲だ
前回の投稿のタイトルに込めた意気込み、伝わったのではないでしょうか。。。今作『LISTENERS リスナーズ』はガチで面白い現場で、参加できて心から嬉しいです。。。皆さんよかったらOP主題歌「Into the blue’s」、手にとって聴いてみてくださいね!そしてアニメ『LISTENERS リスナーズ』をよろしくお願いします!!
2020年4月3日より
“アニメイズム”枠にて放送中!
MBS
4月3日より 毎週金曜 25:55~26:25
TBS
4月3日より 毎週金曜 25:55~26:25
BS-TBS
4月3日より 毎週金曜 26:30~27:00
AT-X
4月7日より 毎週火曜 22:30~23:00
リピート放送:毎週木曜14:30~/毎週月曜6:30~
Amazon Prime Video
4月3日より 毎週金曜 25:40〜